コピの部屋

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【ドラマ】義母と娘のブルース 第0話 奇石、とは

 

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皆様は、こちらのドラマをご覧頂いておりますでしょうか?

母娘の愛を感じることが出来るこの作品、是非ご覧頂きたく存じます。

このドラマには、大小さまざまな「奇石」いや、失礼致しました。「奇跡」が起こります。そちらも注目されると宜しいかと・・・。

 

僕は、1週間前に第1話を見て、3日後には最終話を見ました。簡単にいうと「ハマった」ということです。

 

リアルタイム(2018年7月~)で、視聴率が右肩上がりした話題作ですが、僕は興味が湧きませんでした。

それはなぜか?をお伝えする前に、このドラマのレビューサイトにあった低評価の意見をご紹介します。

・オーバーリアクションすぎて、わざとらしい

・主人公がロボットのような話し方で無理

・家政婦のミタさんみたいで、綾瀬さんの良さを活かせていない

・子供だましの娯楽作品ではなく、本格的な家族の物語を見たかった

・人間関係の描写が浅くて、軽かった

・やはり漫画原作、作者の頭の中でつくられた妄想作り話でしかない

と、まぁこんな感じでした。

 

僕は、ドラマの色々な場面をつまみ食いしたので、低評価にする理由が少しだけ分かります。(ストーリーは全く把握していない状態)

僕の見なかった理由と重なる部分がありますから。

 

主人公のキャリアウーマンは、無表情で行動が大きいし、目立つ。

そんな言葉づかいの営業マンは、実在しない!

≪ネタバレ注意≫ ネタバレしようが見る人は見るでしょう。

義母というタイトルから、連れ子のいる男性と結婚するのは想像できるが、その男性が死んでしまうという安直な話。

娘が大きくなってから「みゆき」との呼び方がわざとらしく感じた。

キャリアウーマンが、わざわざパン屋で働くか?

パン屋の男(花屋の男?)馬鹿すぎないかい?

 

大した理由はありませんが、小さな理由が重なり見ていませんでした。

しかも、当時は綾瀬さんをそこまで好きじゃありませんで、注目もしておりませんでした。

今は、とてつもなく好きです。

 

copinoheya.hatenablog.com

 

 

copinoheya.hatenablog.com

 

 

copinoheya.hatenablog.com

 

綾瀬さん作品で、前に見たドラマが、自分に合わなかったです。

代替品のつもりで、避けていたこの作品を見始めた訳です。

さほど期待はしていませんでした。

ちなみに、前に見たのは・・・ 

copinoheya.hatenablog.com

  

ドラマって、20分程度見れば自分に合うかどうか、分かりませんか?

第1話を見終わったら、それが確信に変わる!という感じで。

この「ぎぼむす」は、自分にとってハマる予感がビンビンきました。

自分の見ない理由を覆していくからです。

 

まず、主人公の岩木亜希子さん。

確かにこのような人は実在しないでしょう。話し方も硬い。

結婚する理由も突飛で、あり得ませんが、ドラマですからね。

(原作は漫画です)

ただ、表情には出ないものの、感情は分かります。

動揺している、怒っている、反省しているなど、行動に表れてしまいます。そこが、彼女の魅力なのです。

そして、日に日に表情が豊かになります。(とはいえ、一般人の表情の15%程度)

時折見せる、何でもない表情(微笑むとか)にホッとさせられるというか、和みます。段々可愛く思えてきます。

 

この亜希子さんを綾瀬はるかさんが演じています。

僕は、綾瀬さんじゃないと、このドラマは成立しないと思っています。

無表情だったが少しずつ表情が出てくる役「映画/僕の彼女はサイボーグ」やちょっとぶっ飛んだことをする役「ドラマ/ホタルノヒカリ」を演じた彼女だから、あの亜希子さんになったのではないかと。

最初は取っつきにくいという女性で、視聴者の多くがそう思ってしまったのだから、大成功だと思います。

北川景子さんでも良いのでは?というコメントを見ました。無理でしょうね。内面の優しさ、深い愛情は綾瀬さんほど表現できないと思います。何より美人過ぎます。

※女優の北川さんを否定したい訳ではないです。「謎解きはディナーのあとで」とか「家売るオンナ」とか楽しく見させて頂きました。

 

次に、宮本みゆきちゃん。

小学生のみゆきちゃん、かわいいですよね。「この笑顔の為なら」と思う亜希子さんの気持ち、分かります。

高校生のみゆき役の上白石萌歌さんが先にキャスティングされたのでしょうか?そうだとすると、よくこの子を見つけたな~と感心します。

こんな適役見たことがありません。

小学生みゆきに対して、「こんな変な母親嫌だよね」と「もう認めてあげなよ」という2つの気持ちを持つことが出来ました。素晴らしい演技をありがとう。

この子が大きくなった高校生に違和感がありません。見た目だけじゃなく、心のタスキも上手く繋がったのでしょう。

お友達のひろきくんも同様に、キャスティングの妙が感じられました。

 

陽だまりのような男、宮本良一

性格がのんびりし過ぎていて腹が立つ。娘もいるのだからしっかりしろ!と思いました。最初は。

「弱った自分を見せたくないから」放射線治療を受けなかったり、「一人残ってしまう娘が困らないように」母親を探したり、立派な優しいお父さんです。

亜希子さんと真逆の性格でした。娘の為だけの結婚でしたが、一緒に生活するうちに、互いに理解していく感じ、いいです。

あと、一年でも長く生きてくれたら、って思っちゃいます。

 

不動産屋の下山さん

ドラマのキーパーソンです。要所に登場します。

情報を与えたり、手助けしたり、アドバイスしたり。彼女がいなければこのドラマは回りません。

お葬式での叱咤により、亜希子さんが大きく変わりました。

以前は亜希子さんの睨みにたじろいでいたのですが・・・。

 

パン屋を継いだ麦田店長

仕事は長続きしない、学が無い、イケメンを鼻にかける、そんなダメ男。

でも、根は優しいんですよね。

自分の輝けるステージがあれば、頑張れる。意外と真面目。そんな彼だから、みゆきちゃんとかひろきくんが慕うのでしょう。

 

ストーリーは良いと思います。

原作漫画を読んだことが無いので分かりませんが、奇跡 がふんだんに使われていて面白い作品だと思います。

僕も数字の並びなど気にする方なので・・・。

まぁこれでもか!と奇跡 が出てきます。でも、病気が治ったりとか、人が生き返ったりする奇跡はありません。

 

麦田店長が漫画のイメージと結構違うらしいです。

僕は毎度毎度思うのですが、原作(小説・漫画等)と映画やドラマは違うと認識しなければいけません。これは、見る側の使命といいますか、義務といいますか。

間違い探しをしながら、楽しく視聴できるんですかねぇ?

原作を忠実に再現しても、「元を知っているから見ない!」となりませんか?見てもきっと、キャラと俳優が合っているかの確認作業になります。

長いお話、若しくは短い話を約10話のドラマにする脚本家って凄くないですが?しかも毎回、盛り上がるシーンを作り、次回へ期待を持たせるエンディングを用意する。

当然、原作通りにはいきません。別物です。

その辺りを踏まえて、視聴して欲しいものです。

 

ドラマレビューに「最終回(終わり方)が弱い」というのもありました。確かに少し感じました。

これは、続編や映画化のための終え方であると解釈しています。本当は、違うエンディングがあったのではないかと。

視聴率が上がりすぎるのも、考えものですね。

 

僕のおすすめのドラマです。

あとは、受け手(視聴者)の捉え方次第となります。

 

少し納得できない低評価の理由は、このあたりで潰しておきます。

「本格的な家族の物語を見たかった」という人。何をもって本格的なのでしょうか?元々特殊な人間関係のドラマですが、知りませんでした?じゃあ朝ドラとか、渡るなんとかを見ていれば良くないですか?全てのヒューマンドラマは、当たり前のつまらん設定に押し込まなければ評価できませんか?

「所詮妄想の作り話でしかない」という人。漫画・小説・映画・ドラマはほぼ作り話ではないのですか?じゃあドキュメンタリーだけしか見れませんね。相棒の右京さんやドクターXの女医さんは、実在しませんよ。

そこは、理解しないとねぇ。

 

良い(好きな)ドラマとの出会いって、ただのめぐり合わせです。

奇跡!ではないです。

ドラマはたくさんあるのだから、少し見て合わなければ、やめたらいいんです。

 

この「ぎぼむす」も、第1話を見て頂いて、合わなければやめちゃっていいですよ。